ゲストとの距離が近い

人前式は宗教色のない結婚式で神父や神職がおらず、参加するゲストが二人の結婚の証人となる式です。そのため通常の結婚式とは異なり、ゲストの参加が重要な意味を持ちます。拍手で結婚の証人となってもらうこともあれば、オリジナルの誓約書を読んでもらったり、歌を歌ってもらったり、新郎からお花を配ったりと、人前式はゲストと新郎新婦の距離が近い結婚式です。自由度の高い結婚式のため決まった形式はあまりなく、チャペルや神社にとどまらず、屋内外どこでも式を挙げられるというメリットもあります。 形式はもちろんのこと、スタイルもチャペルで白無垢を着たり、神社でドレスを着たり、バージンロードを複数人で歩いたりと、自分たちの思い出作りだけでなく大事なゲストにも思い出になるような式が挙げられます。

ゲストによって式を組み立てることも可能

選択肢が多い人前式ですが、式場でおこなう場合は式場のスタッフが司会進行をすることも可能です。そうすることで、ある程度格式ばった進行もできます。よりフラットに、一体感を出したい場合は、神父役は新郎友人に、司会は新婦友人に、など、スタッフが担当する役割をゲストに当てはめていく方法も一つの手かと思います。 参加人数が少ないリゾート挙式などではゲスト全員に役割をもってもらうこともいいかもしれません。親族が参加する式では、甥っ子や姪っ子にリングボーイ、リングガールを務めてもらったり、祖父母とともにバージンロードを歩いたりと大好きなゲストとともに進めることも可能です。いずれの場合でも主役は新郎新婦であることを忘れずに、ゲストが最大限楽しめるよう事前に了承を得ておきましょう。